18~69歳の男女1,000人を対象にした調査で、ECサイト利用者496人のうち51.3%が「AIにサポートしてほしい」と回答しました。AIに期待する具体的な機能としては、「複数サイト・ショップの価格や在庫をまとめて比較」(41.6%)、「価格変動の通知と最安値の提示」(41.1%)、「あいまいな言葉でも探せる検索」(33.6%)が上位となっています。
普段利用しているECサイトは、「楽天市場」が77.1%で最多、「Amazon」が75.2%、「Yahoo!ショッピング」が45.5%と続きました。ECサイトを月1回以上利用する人は70.4%で、そのうち「月2~3回程度」が36.3%、「月1回程度」が32.5%です。購入商品は「食品・飲料」45.3%、「日用品・化粧品」44.6%、「衣料品」44.2%に集中しており、生活必需品のオンライン購入が定着している様子がうかがえます。
一方で、EC利用時に「不便だと感じる」と答えた人は54.4%と過半数に達しました。具体的な不便さとして、「レビュー内容が信頼できない」30.2%、「広告やメールが多い」28.1%、「自分に合う商品か判断しづらい」27.8%が挙がり、情報過多や選択の難しさが課題となっています。こうした不便さを背景に、価格比較や商品選びを支援するAIへの期待が高まっているとみられます。
今後は、EC各社がAIによるレコメンドや価格監視機能をどこまで高度化できるかが競争軸の一つになりそうです。ただし、AIに購買履歴などの個人情報をどこまで預けるかについては、ユーザーの慎重さも指摘されており、利便性向上とプライバシー配慮の両立が求められます。
source: PR TIMES
